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「空手よ、空手よ、 この世のすべての物の上にあれ
 戦うにあたりて 絶火のような力があるならば 刀耳のような志があるならば
 一撃虐殺から惑星破壊まで 水星から冥王星まで
 空手の道は この世のすべての物の上にあれ」


銃夢Last Order 12 (12) (ヤングジャンプコミックス)銃夢Last Order 12 (12) (ヤングジャンプコミックス)
(2008/08/19)
木城 ゆきと

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前作「銃夢」がシリアスストーリー漫画してたのとは裏腹に「銃夢Last Order」は
作者が描きたいものを描きたいように描いてるので超面白い。
「画力を伴った漫画家の暴走ほど楽しいものはありませんからねえ!」
大雑把にテーマの変遷を書き出してみると
銃夢続編→ゼクス先生漫画→吸血鬼漫画→空手漫画
であり、ゆきと先生移ろいすぎ。

中でも吸血鬼編は白眉。
ゆきと先生の過保護っぷりていうか親馬鹿ぶりが超目に飛び込んでくる。楽しい。出したキャラクターに愛着が湧き過ぎて外伝を単行本二冊分以上本編に入れる程度にはのめり込んでる。
例え宇宙全体がグレイ・グー化しても
「ウィルスがまた新たな突然変異を!第三の爆弾・バイツァ・ダスト!!」
とか適当な理由つけて生き残らせると思う。
もう結婚しちゃえよ、ゆきと先生。

空手編もヤバいです。
明らかに図体ばかりでかくて、咬ませ犬チェックテストで満点取りそうな
"物理的には強大だが精神のほうは貧弱カラテカ"こと刀耳が急成長。
誰が予想しただろうか。こんなの。
主人公のガリイがバキの超回復とかと同レベルの訳分かんない理屈で
「木星からの無限ともいえるエネルギヤ・メイクアップ!」してるのを尻目に
究極無敵銀河最強先輩やタイガーキラー師匠から一生懸命学び取ろうとしてるの。
凄い性格いいし。純粋無垢っていうんだろうか。見た目ゴツいけど。
主人公刀耳にしちゃえよ、ゆきと先生。

媚吉尼(ビキニ)空手が出なかったのは誰かの陰謀じゃないかしら。
田嶋 陽子とかの。
今からでも遅くはないです!出してゆきと先生!
2008.09.16 Tue l 良作(漫画) l COM(2) TB(0) l top ▲
「ス スゲエ 俺達の無礼がン・バギをニューギニアの密林から呼び覚ましたんだ…!」
DMCやシグルイみたいなファッキンクレイジーガイズな漫画ばっかり読んでると知性や道徳などの社会的パラメータが減少して北斗の拳に出てくるようなモヒカンになってしまうんだよと
僕の中のかすかな良心が懸命に訴えかけるのでその願いを聞き入れることにしました

マッドメン (1) (創美社コミック文庫 (M-1-1))マッドメン (1) (創美社コミック文庫 (M-1-1))
(2006/07)
諸星 大二郎

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という訳ではなくて タイトルを一目見て
「英語でいえばこんなに直球ど真ん中な表現でも通るのか 日本人は本当に奥ゆかしいな」と
狂人スキーな私の感性を信じて購入してみたら
実はこの本は「MADMEN(狂った男)」ではなく「MUDMEN(泥の男)」だったのです……! 
これは全く手の込んだブービートラップだぜ……! 

だがしかし中身は超が付くほどの紳士漫画 
もうシュバイツァーとかお呼びじゃないくらいに聖者
ここニューギニアでは慎み深い異形の者共があなたを魅了する!

現在ではほとんど見かけないような画風なので古臭く感じるやもしれませんが
あの嫉妬心の塊手塚神にすら「自分には真似できない」と言わしめた
諸星大二郎が独特のタッチで描く神秘的で壮大な世界観は
近代化への葛藤という現実問題を巧みに織り交ぜることで更に深みを増しています
単なるハッピーエンドで終わらせないのは作者が読者にも考えを求めているからでしょうか

丹念に書き込まれたジャングルや現地の人々の生活の場面の一つ一つが
読む者に密度の濃い「読んでる!」という雰囲気を味わさせてくれるはずです
ストーリーも数々の神話作品を手がけた諸星だけに
段々話のテンポを上げていってとうとう迫力のクライマックスへ!
の全く無理のない持っていき方に「コイツはプロの手口だ」とコメントせざるを得ない

自らの創作だという 作中で語られる「オンゴロの歌」や「創世神話」などの物語は
世界中の神話(ハワイや東南アジア、日本神話もある)からうまく原型を持ってきているなと
新紀元社に常日頃お世話になっている神話大好きっ子の重ちーは思いました
神話好きならこの表現の出典元はあの神話かなというプチ推理ごっこが楽しめます

最後に
本当に諸星大二郎は少年誌じゃなくて青年誌でもない作品を仕上げることに定評があるので
「コナン金田一」があるんだったら
「誰かぁ~、月刊「宗像・稗田」を出版してくれんかねぇ~」
と大好きな妖怪・舟幽霊を思い出しつつ呟いてみる
(ひしゃくの底を抜くみたいに 諸星大二郎のユニークすぎる短編が抜かれてたら泣く)
2008.08.16 Sat l 良作(漫画) l COM(0) TB(0) l top ▲
「人体を単なる物体として捉えていたのはなにも駕籠真太郎だけじゃなかったんだ!」

先日某ビル・ライレージムにて色々とまぁ物色してきたのですが
めぼしいものが見つかりました
「イカれた」と「イカした」というのは私にとってはほぼ同義なのであって
似たような価値観を持っている人なら 気に入ってもらえるんじゃないかしら 

フランケン・ふらん 2 (2) (チャンピオンREDコミックス)
フランケン・ふらん


内容をかいつまんで言うと
ツギハギまみれのお医者さんが悩める患者たちを奇跡の手腕でもりもり救っていくハートフルストーリー
ただし手腕は六本ある
それとハートフルストーリーとはいいましたが
× heartful story
○ hurtful story
であって 間違っても小学校の図書室に置いてはダメ、ゼッタイ。

チャンピオンREDは少年誌では決してないし常人誌ともカテゴライズされねぇよ
と常々思っている重ちーですが 
出版社が秋田書店という時点であきらめはついてるのでまぁいいです でもだからといって
何も知らない哀れな子羊が表紙の名を借りた地雷を踏んだり 
内容を知っている者が買いづらかったりするので
このたちの悪いボッタクリみたいなカバーデザインは
「なんて非道いことを! いいぞ! もっとやれ!!」

それで内容の方なんですが 主人公は斑木ふらんとかいう女の子
ここでフランケンシュタインが思い出されるか綾目歩蘭人に思い当たるかは趣味の問題ですが
両方とも正解なのでよしとしましょう
頼りない寝ぼけまなこであっちをフラフラ こっちをフラフラ
「あんよはじょうず あんよはじょうず」と応援したくなる姿ですよね
たとえ電極がこめかみの辺りから突き出ようとも縫合線が顔中を駆け巡ろうとも可愛いのものは可愛いんだそれが真理なんだとひとりごちてみる

医学漫画ですから当然作中で医術行為が行われるわけですが 大抵は生理的嫌悪感を催すような最期を迎えます 笑うセールスマンと同じくらいの頻度で 
どうしてかしらと思うまでもなく ふらんのアプローチの仕方が常軌を逸しているので 
我々は「理屈には適っているけどそれってなんだかおかしいよね」とリアルタイムでツッコミを入れながら読み進めることができます 
結構さらりと話は進行していくのでうかうかしていると こまごまとした猟奇シーンなんかは読み飛ばしてしまうので注意です 貴方の指は、まるで身の回りにある要らない物を再利用する為に夏休みの自由工作をするよう……。
医療とは人命を救うことであり本来ならそこに良心が伴っているものですが 伴っていないと見当外れの方向に邁進してしまうものですね 時には人命を失いながらも 

2巻ではヴェロニカ(ふらんの妹。つまりキラーマシーン2号)が登場します

「読者の皆様 例の物 仕上がっております」
「ほう 見せてくれ」
「今 おとどけしようと思っておりましたが…」  ゴトッ   ガパン
  !   はは… これは…
「対読者テコ入れ用妹キャラクター「ヴェロニカ」
 よくあるロリロリした妹ではなく 人外タイプの妹です
 当然ながら全身を改造済み もはやチャンピオンRED以外では扱えない代物です」
「外見は?」
            「斑木製 黒髪ショートカットの小柄な少女」
「年齢は?」
            「十代前半」
「性格は? ツンデレか? ヤンデレか?」
            「傍目は無表情任務遂行型 姉の前でのみキャッキャウフフでございます」
「パーフェクトだ ウォルター」   
            「感謝の極み」

以上の文章を要約すると 
  「ギャアァ!俺に大ダメージ!このキャラ造形は俺に狙いをすませたかのようだ!」
名前の候補として「カリガリ」が挙がったそうですが 
それはHENTAI国家ドイツが世界に誇るHENTAIの名前であることは既に一般常識なので 
(日本だったら垣原雅雄組長くらい)
女の子にそういう名前をつけようとする木々津克久先生は「ぼくのそんけいするひとTOP10」にランクインしました

3巻のススメ
4巻のススメ
2008.08.15 Fri l 良作(漫画) l COM(3) TB(0) l top ▲
鎌倉ものがたり (1) (アクション・コミックス)鎌倉ものがたり (1) (アクション・コミックス)
(1985/05)
西岸 良平

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最近ハマってます「鎌倉ものがたり」
作者は「ALWAYS三丁目の夕日」で色々賞をとった西岸良平
ということは、これもほのぼの・懐かし系の作品ですかと思いきや
本作品は頻繁に人死にが出るから困る
主人公は推理作家で、警察からも推理を依頼されるから仕方ないと言えば仕方ないのかも
東大卒で剣道は全国大会出場するような完璧超人 ルックスもイケメンだ 
多分柳沢きみおの「大市民」みたいな作者の理想投影型キャラクターかなぁ

ヒロインは主人公一色正和の妻亜紀子 21才だが普通に中学生あたりに見える
こ の ロ リ コ ン ど も め
小学生に変装しても違和感無いし どんだけですか

でもこの作品の肝はこの絵柄で淡々と殺人やら魑魅魍魎やらのエグいシーンを
牧歌的に描くところにあるので まあ問題ないです。

ちなみにカニバリズムの描写があります (これももちろん西岸タッチで)
2008.08.11 Mon l 良作(漫画) l COM(2) TB(0) l top ▲
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